2024年11月4日月曜日

ぜひ読んでほしい!オススメ小説三選


こんにちは、AA佐藤です!

野球観戦や音楽鑑賞、博物館巡りやラジオを聴くことなどなど多趣味な私ですが、読書も私の趣味の一つです。自分の部屋や電車での移動中、大学の図書館などでよく読書をしています。そんな私ですが、実は中学生までは小説をほとんど読まない日々を過ごしていました。高校生になって小説の面白さ、魅力に気づいたのです。そのような経験を踏まえて、高校生の皆さんには少しでも多くの作品を高校生のうちに読んで欲しいなと思っています。

今回は高校生のみなさんにぜひ読んでもらいたい小説を三つ紹介したいと思います。

①『ボッコちゃん』星新一
まず紹介するのは「ショートショート」と言われる作風で数々の名作を生み出した星新一です。星新一の作品は一つ一つの作品がとても短い(ほとんどの作品が見開き2~5ページくらい)ため、読書初心者の人や読書が苦手な人、部活動や習い事等で忙しい人に特におすすめです!『ボッコちゃん』は私が高校二年生の時に国語の先生が紹介してくれた作品で、初めて読んだ時には衝撃を受けました。文章は短いのに、張り巡らされた伏線を回収するオチまでの展開が秀一で、とても面白いと思ったのを今でも覚えています。

②『三四郎』夏目漱石
次に紹介するのは夏目漱石の『三四郎』です。『三四郎』は簡単に説明すると、九州から東京帝国大学入学のために上京した小川三四郎の成長物語です。そこには恋愛や友情、青春の苦悩といった様々なテーマ織り交ぜられており、現代人が読んでも共感しやすい作品となっています。実際に読んだ時は私も三四郎の心情に共感し、時には感情が揺さぶられ、ときめいてしまいました。また、夏目漱石の作品は100年以上前の作品なので今とは微妙に文体が異なりますが、それも個人的にはおすすめポイントです。特に文系の方は漢文に出てきやすい難しい読みや語彙がよく出てくるので漢文の良い対策になると思います。夏目漱石の他の作品では初心者向けとしては『坊ちゃん』、短編なら『夢十夜』、高校で扱うことが多い『こころ』がオススメです!

③『現代語訳学問のすすめ』福沢諭吉 著 斉藤孝 訳
最後に紹介するのは福沢諭吉の代表作『学問のすすめ』です。ただ、この『学問のすすめ』の原文は明治初期に書かれたものなので文体が文語体で古文のように書かれており、かなり読みづらいです。そのため私は現代語訳版をおすすめします。高校二年生の時に私は明治大学の教授の斉藤孝先生が訳された『学問のすすめ』を呼んだのですが、学問とは何か、学問の重要性についてとても深く知ることができ、また学問のみならず働くことの意義や国家・国民の役割など様々なことを学びました。今思うと『学問のすすめ』は人生の教科書のように感じられます。私は『学問のすすめ』を読んだことで受験勉強に対するモチベーションをあげることができ、大学生になった今もたまに読み返しています。ちなみに私が受験した今年の2月の早稲田大学文化構想学部入試の現代文ではなんと『学問のすすめ』原文の一部が問題文として出てきました!文章は文語体でしたが、もともと内容は知っていたのでとても楽にこの大問を解くことができました!ごくまれにこんなこともあるので高校生のうちにいろんな本や色んな文章に触れておくことをおすすめします。

今回はぜひ皆さんに読んでもらいたい小説を3つ紹介しました。
どの作品も図書室や本屋さんにあると思います!ぜひ読んでみてください!!

以上AA佐藤でした!

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