2021年5月7日金曜日

リニアモーターカーの仕組み


お久しぶりです、AAの村山です。
名探偵コナンでも登場したリニアモーターカーですが、なぜあそこまで速いスピードを維持することができるのでしょうか。
ご存知でしょうか!!????

答えは、超電導を利用しているからです。
超電導とは、一定の温度を下回るとデバイスの抵抗値がゼロとなることで、大量の電流を流すことが出来る物理現象です。
エネルギー損失がないため、効率よく電気エネルギーを伝えることが出来ます。
そして、その超電導をさらに磁気浮上という形で利用することで、列車とレールの間に発生するはずの熱や音を減らすことが出来ます。


磁気浮上ってなんやねん!
大丈夫です、解説しますね。
磁気浮上とは、超伝導体が磁気を捕捉するピン止め効果を利用し、力が作用することで対象物質を浮かすことが出来ます。
リニアモーターカーの場合は、超伝導体がレールに敷かれていて、列車に磁石が付けられているので浮くことが出来ます。

しかし、この超電導状態になるためには温度を十分に下げる必要があります。その温度は高温超電導体の場合−200度近くまで下げなくてはなりません。(超伝導体物質に依存します)
低いですよね〜この温度を維持するもなかなか難しいです。リニアモーターカーはその温度を維持させる技術が高まった証拠でもありますね。

この技術まだまだ応用できそうですよね。皆さんもこの技術を応用したデバイス考えてみてください。

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