2021年11月30日火曜日

抱負

目を覚まし、ぼやけた視界でふと目の前を見ると、そこには「31」という数字が小さな紙に記され、壁に張り付いていた。何だか部屋がひどく寒い、まだ温もりの残る布団の中に反射的に身をうずめた。それから、どれくらい経ったのだろうか。ハッと目を開けて目の前を見ると、紙の数字は「30」に変わっていた。いつものように外気に晒されて冷たくなったスマホを見る。ジッー...と視界が丁度釘付けになったあたりで顔を上げる。気が付くと目の前の数字は「29」に。とりあえずトイレに行って部屋に戻ると、「28」。水を飲むと「27
」。靴下を履くと「26」...といった様に、目の前の数字が次々進んでいく。

試しに何もせず、ジッと数字を見つめる。すると一気に「17」まで進んでしまった。その時、何故か、謎の焦燥感が胸に感じられる。とにかく何か不安で、何かしなければ。そんな気持ちが心臓に詰め寄せる。
迷って焦って冷たい床の上をウロウロ歩いていると、数字は「14」に。いつの間にか太陽が真上を通り越している。やり残したことを焦り続ける頭の中で必死に探す。「11」。

紙とペンを引き出しから机にばらまきペンを握る。「8」。外が騒がしくなっており、いつの間にか日はとっくに沈んでいた。外は色とりどりに輝き明るい。部屋は暗い。「7」。
何を書くか、描くか、焦るがどうすればいいか分からない。「6」。

そうだ、計画を実行しなければ「5」。
何故筋書きを立てずにここまで過ぎ去ってしまったのか。「4」。
思い出した。やらなければいけない事、やり残した事、やりきれなかった事がいっぱいある。「3」。
今からでも遅くない、ペンを握って紙の上に圧をかける。「2」。
私がやり残したこと、それは「1」。




目を覚まし、ぼやけた視界でふと目の前を見ると、そこには「365」という数字が小さな紙に記され、壁に張り付いていた。

心の中にはやりたい事、目指したい事、挑戦したい事が次々頭の中に思い浮かんでくる。何だかひどく気分が良い。

もう一度布団に潜り込み、頭の後ろで手を組んだ。まぁまぁ、ゆっくり決めようじゃあないか。「364」。



だってまだ、こんなにあるのだから。

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どうも、AAの富樫です。

1か月、そして1年はあっという間に過ぎゆくものです。

ぼーっとしてるとすぐに月末になっている、なんてことも私は多々経験しています。

さて、今年決めた抱負は、皆さん思い出せますか?
私は、何だったでしょうか...恐らくはダイエット関係でしょう。

皆さんも今年の目標が、思ったように達成出来なかったのであれば、来年はしっかりと計画を決めて行動さえすれば、結局のところ一番目標が達成しやすくなるのではないのかなと、個人的には思います。

「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、今年の元旦に、受験生の皆さんなら合格や成績アップ、私自身なら10キロ痩せる等、自分の目標に至るまでの1年間の道筋を、何となくでも良いので立てて紙に書いてみると、その1年を浪費せず、上手に使えるかもしれません。

くれぐれも、「元旦」の日を逃さないようにお気をつけて。

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