昨今はスマホやパソコンのおかげで、人が文字を生み出すことが非常に容易になりました。メッセージアプリやメモアプリは至極便利で、生活の質と速度を向上させ、思いついたことを即座に文章にして形に出来る、とてもいい時代に私たちは生まれてくることが出来ました。
しかし、こんな現代の文章事情ならではの弱点もあります。それは...
「書くことの消失化現象」、別名「ロスト・ライティング」です。
最近話題のこのワード、社会の授業やニュース番組などで、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
え?無い? まぁそらそうでしょうな。
いま私が作ったんだから。
さて、小気味良いジョーキング(Joking:ジョークを言う事)は置いておいて、ここからは真面目に行きます。
皆さん、タップやタイピングばかりで「書くこと」と疎遠にしなっていませんか?という話です。もちろん、このブログを読んでいる大半の層が学生さんであり、ノートを毎日のように活用し、もう指が痛くなるほど書いてるよ。パソコンでレポートとかDiscordとかばっかりやってる大学生がはこの痛みを知らないだろと、何言ってんだよと。
分かります。 (因みに先輩との会話でとりあえず「分かります」と一言だけ相槌すれば、大体何とかなるぞ)
分かりますよ、指が痛いのだって知ってます。ノートと新しく買った消しゴムの相性が抜群に悪くて、紙も精神もクッシャクシャになるあのもどかしい気持ちも知ってます。早く専用のiPadとかでササっとメモしたいよ!もう書く作業自体が面倒くさいよ!その気持ちも分かります。
それでも、私がこのデジタル時代に生きる中で、「書く」ことを推すのには理由があります。
それは「文字が道を示す」という点です。
皆さん、毎日悩み事や心配事が尽きないでしょう。受験の終わった大学生の私だって悩みが尽きないのですから、当たり前です。おまけにデジタル技術の発展により、君たち受験生はかつてない情報の渦に呑まれている。SNSやネットに書かれた有象無象の受験情報に必勝法。どの参考書を買ってどれを見送るのか、英単語帳オススメ10選からはどれを選び、何百とある大学はどう選べばいいのか?どうすればメンタルを強くすることができるのか?どうすれば自信を手に入れることが出来るのか?そもそもやりたい事すらはっきりしていないのに、時間は情報と共にどんどん流れて迫ってくる。君たちに覆いかぶさり、頭の中に濁流のごとく流れ込む。悩むなってのが無茶な話なんですよ。
だからこそ、情報に埋もれる前に、己の輪郭を「書く」ことで明確にすれば、本当に自分に必要な物だけを選び取ることが出来るのです。
自分は何が好きなのか?
何が趣味?
なぜ大学受験をしているのか?
なぜ心が不安に苛まれているのか?
なぜあの問題がいつまで経っても解けないのか?
なぜやるべきことが続かないのか?
どの参考書を選べばいいのか?
なぜ隣のあいつは成績が伸びているのか?
なぜ自分に自信がないのか?
これらの心を埋め尽くす「悩み」の羅列は、必ず自分の中に「答え」があるのです。
その見えない答えを、「書く」ことで鮮明にさせるのです。紙とペンを用意して、「なぜ?」「どうして?」と、悩みを己への問いに変換し、紙に書き殴りましょう。
答えをじっくりと考え、「多分これかも」という、自分の思い当たる原因となる「答え」を書き、現状の自分がやるべき事や課題、選ぶべき選択肢をはっきりさせましょう。
これを行うことで頭の中を埋め尽くした「悩みのモヤ」を、少しずつ晴らすことが出来ます。
おまけに「書いている」ので、そのメモはずっと残り、ふとした時に見返すことで、忘れていた自分のやるべきことを思い出すことが出来ます。
頭の中が悩みでいっぱいなら、自分にインタビューして、それを書いちゃえばいいんです。
このステップを繰り返すと、自ずと悩みを構成する要素と、その要素を解消する方法を立てることが出来るので、次にどう動けばいいかが明確に理解できます。
悩みは書いて書いて書きまくりましょう!そうすることで、きっと頭の中がすっきりして、本来のあなたが取るべき行動が見えてきます。
書くことは、自分が歩むべき道を示してくれる力を持っています。
これが「書く」力です。
頭の中が悩みでいっぱいなら、自分にインタビューして、それを書いちゃえばいいんです。
このステップを繰り返すと、自ずと悩みを構成する要素と、その要素を解消する方法を立てることが出来るので、次にどう動けばいいかが明確に理解できます。
悩みは書いて書いて書きまくりましょう!そうすることで、きっと頭の中がすっきりして、本来のあなたが取るべき行動が見えてきます。
書くことは、自分が歩むべき道を示してくれる力を持っています。
これが「書く」力です。