2019年3月4日月曜日

パリ珍道中・・・

こんにちは!AA山本です!
今回は、僕が昨年フランス・パリへ旅行に行ったときの悲しいエピソードを共有したいと思います。

皆さんは、「ナポレオンの戴冠式」という世界的な名画をご存知でしょうか?
世界史を学んでいる方ならば、ご存知のはず、、
世界史を学んでいない方でも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
レオナルドダヴィンチの「モナリザ」、ピカソの「ゲルニカ」と肩を並べるほどの、世界的名画です。






「ナポレオンの戴冠式」は、19世紀にジャック=ルイ=ダヴィッドという人物によって描かれた作品です。フランス・パリのルーブル美術館に飾られています。
作品名の通り、かの有名なナポレオン1世の戴冠式の様子を描いたもので、縦6m×横10mとかなり大きな油彩画になります。



僕は個人的に、この名画に対して強い思い入れがありました。単純な絵の絢爛豪華さだけではなく、この絵にはいくつかの秘密が隠されているからです。
そうした秘密について予備校の先生に教えていただいたことがきっかけで、この絵は、僕が死ぬまでに見たい名画のNo.1になりました。






昨年3月に友人と海外旅行に行くことになりました。もちろん行き先はパリです。
ルーブル美術館には、モナリザやミロのヴィーナスといった世界的な超有名作品が宝庫のように飾られています。
そのなかで、真っ先に館内マップのなかから「ナポレオンの戴冠式」が展示されている場所を突き止め、そのエリアへ向かいました。





ところが、、、





まさに「ナポレオンの戴冠式」が展示されているエリアが封鎖されていたのです!
何かトラブルが起こったのか、改修工事でもしているのか。
すると、周辺の係員や観光客が口々に「マニフェスタシオン!」と叫んでいました。
この「マニフェスタシオン」という言葉、ご存知でしょうか。フランス語で"抗議"という意味で、要するに、労働者が賃金増額等を求めて行なうストライキの一種だそうです。
つまり、美術館で働く職員がストライキを起こし、美術館が一部エリアを封鎖せざるを得なくなった、という話です。

はるばるパリまで行ったにもかかわらず、一番見たかった絵画が見られなかった僕は、途方に暮れました。


しかし、帰りがけに寄ったお土産ショップにて、思わぬ出会いがありました!なんと、「ナポレオンの戴冠式」のレプリカのポスターが売られていたのです!
思わず即買いしました。笑
縦6m、横10mだったものが、縦30cm、横50mとなって僕の手元に届きました。


今度行ったときは、"本物"を見ることを強く望んでいます。

この経験から学べる教訓。色々あると思います。 日本ではめったに起こらない労働者と雇用者の争いなんかは、異国の文化を学ぶ貴重な経験にもなりました。
ただ、一番伝えたいのは、こういうことがないように、海外旅行に行くときは前もってあらかじめリサーチをするってことですかね。
皆さんも外国に行くときはどうか気をつけてください。