2020年8月29日土曜日

数学がわからない…

数学者のイラスト
こんにちは。AAの中村です。7月13日ぶりの登場です。お待たせしました。
秋になるらしいです。まだ最高気温が35℃を超えるような日が続いているというのに。夏は冬が待ち遠しいのに冬は夏が待ち遠しい。そんなことを毎年考えちゃいます。
ところで、「秋」って英語で「autumn」と「fall」の二種類ありますよね。前者はイギリス英語なのに対して後者はアメリカ英語っていう違いもあるんですけど、「fall」は「fall of leaves」(落ち葉)が由来でできた単語、「autumn」は「収穫期」を意味するラテン語が語源となっていて、こちらには人生における秋、つまり「初老」という意味もあります。基本的にイギリス英語の方がお堅いイメージですね。
タイトルは数学なのに秋のせいで英語の話をしすぎました。
秋ということで、だいぶ基礎力もついて応用に向かうひとも多いかなと思います。僕は現役の時から数学が得意で、友達に教えて代わりに化学などを教わったりしていたのですが、「数学がわからない」ってみんな言うんです。中学の頃と比べると微分積分や複素数など分野が増えているのは確かなんですけど、それでも「数学」全体に比べたらちっぽけなものです。なんせ何百年と解かれていない問題もあるくらいですから。つまり「数学」はわからなくて当然!気にしない!
それで、数学の勉強なんですが、難問に出会ったときは、「何をするか」ではなく「自分の持ち合わせで何ができるか」を考えた方が良いです。一度触れていることを前提とした天才的な式変形以外は。例えば苦手な人が多い整数問題では、1.不等式で範囲を絞る。2.和や差を積の形にする。3.素因数分解。4.あまりに注目(modを使った合同式)。くらいしか高校数学でできることはありません。もっとあったらすいません。「大学入試」なので当然それだけでできるように作問されています。なので、「数学がわからない」ときは、少し時間を使ってでも、各分野で自分 が持っている「武器」を分野別に書き出してみるといいと思います。問題を解くうちにもし新しい武器を見つけたら書き足すのも忘れずに。こうすれば、次第に解き方の引き出しが多くなって色んな問題に対応できるはずです。
入試である以上同じ問題は出ませんが、使える武器は限られていていつも一緒です。あまり苦手意識を持たず、上記の自分の方法も参考にしていただければ幸いです。
質問されたらいつでも答えるので、使えるものはどんどん使っていきましょう!