2021年3月14日日曜日

眠い時。

こんにちは。
突然ですが、皆さんは勉強中や授業中に眠たくなってしまった時、どうしていますか?
頑張って抗う人、あきらめて仮眠をとる人など、対応は様々だと思いますが、「カフェイン」で解決しようとしている人も多いのではないでしょうか。
三年生になってからはエナジードリンクを毎日飲んでいるという人も私の高校の時の友人にはいました。
ではこのカフェインとは何なのでしょうか。理系なりに解説してみます。
まずカフェインは「アルカロイド」というものの一種です。アルカロイドというのは窒素(N)を含む有機化合物の総称であり、ジャガイモの毒素ソラニン、タバコに含まれるニコチンなどもアルカロイドの一種です。
摂取することによってアデノシン受容体に拮抗しヒトに対して興奮作用を持ち、覚醒作用、利尿作用などをもたらします。この「覚醒作用」というもののおかげで眠気を覚ますことができるわけです。
この作用は摂取後一時間くらいまでに効き始め、大体3〜4時間ほど効果が続きますが、人によって耐性のある人ない人がいて、効果時間は様々です。
この耐性なのですが、摂取するうちに獲得していくこともあるため、飲みすぎると効力が弱まっていきます。
つまり、冒頭で紹介した私の友人はもうカフェインの効力がかなり弱化していると考えられますね。
とはいっても眠気覚ましのカフェインはとても有用なので、普段はあまりカフェインに頼りすぎず15分仮眠などを使い、試験前などの大事な時だけ摂ることでカフェインの効果を最大限利用していくような付き合い方が大切かなと思います。

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